Treatment
診療案内
診療時間
12:00
19:00
休診日:木曜日・祝日
診療受付時間:8:30〜11:30 / 15:30~18:30
診療の予約も受け付けております。詳しくはお問い合わせください。
▲日曜日は診療を行う獣医師が少なくなるため、完全予約制とさせていただきます。そのため「予約なし」の受診ができなくなります。また、獣医師の指名ができません。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
予防枠として、平日・土曜日14:30~15:40にワクチン・フィラリア予防(期間によっては健康診断キャンペーンも)のみの特別な予約枠を設けています。予防診療のみの診療をご希望の方はご利用ください。
※獣医師の指名ができません。また、予防以外の診療・処置(ついでに皮膚病も診てほしい・爪切りもしてほしいなど)もできません。
※健康診断キャンペーンの時期は、この時間帯以外にも平日午前に予防枠を設けています。詳しくはお問い合わせください。
診療対象動物
犬・猫・うさぎ・ハムスター
小鳥・その他小動物については、お電話でご確認ください。
診療内容
- 一般診療(外来・入院・手術・往診)
※手術・往診は予約制になります。ご予約は受付でのご相談、または電話でお受けしております。 - 各種検査(血液検査・尿検査・レントゲン検査・超音波検査・内視鏡検査・眼科検査・心電図検査・細胞診検査)
- 各種予防(各種ワクチン・フィラリア症・ノミ・マダニ・マイクロチップ装着)
- 健康診断
保険について
当院はアニコム損保の対応病院です。
診察の際に、「保険証」を忘れずにご持参ください。
各種予防について
混合ワクチン
犬では6種・8種・10種混合ワクチンを用意しております。
混合ワクチンの接種は法律で義務付けられてはいませんが、犬にとって恐い伝染病から身を守るために大切なワクチンです。子犬の時期には2〜3回、その後は年に1回の追加接種を推奨しています。
過去にはジステンパー、パルボウィルス感染症などで亡くなったわんちゃんたちが沢山いました。
遠出をして、散歩で用水路・池などの水を飲む可能性のあるワンちゃんは、8種以上のレプトスピラの入ったワクチンの接種をお薦めしています。猫は3種混合ワクチンが一般的です。猫風邪と言われている「ヘルペスウィルス」「カリシウィルス」の感染症と猫伝染性腸炎/猫汎白血球減少症と言われているパルボウィルス感染症が含まれたワクチンです。
狂犬病ワクチン
狂犬病は発症すると100%死に至る恐ろしい人畜共通の伝染病です。そのため、年に1回の予防注射が法律で義務付けられています。狂犬病予防法による狂犬病ワクチン接種や野良犬の捕獲によって、1957年以降、日本では狂犬病が発生していません。日本は数少ない狂犬病清浄国ですが、世界では年間約6万人の人が狂犬病で亡くなっています。いつ、他国から狂犬病が入ってくるかわからない状況ではあるため、狂犬病ワクチンは今でも義務付けられています。
フィラリア予防
フィラリア(犬糸状虫)はフィラリアを持っている蚊に刺されると犬の体内で成長し、主に肺動脈(心臓から肺へ血液を送る血管)や心臓に寄生し、咳・腹水などの症状を起こして犬の寿命を短くしてしまう寄生虫です。
予防には蚊の活動時期(東京では5月〜11月頃)に月1回の予防薬を飲ませる方法が一般的です。毎年、予防を開始する時に感染していないかを調べる血液検査が必要です。これは、感染している状況で予防薬を飲ませると具合を悪くしてしまう、場合によっては死に至るショック状態になる可能性があるためです。
毎年、4〜5月にフィラリア検査をしてから予防薬を与えるようにしましょう。
また、ネコちゃんも蚊に刺される場合は、フィラリア予防をすることをお薦めしています。ネコちゃんは少数の寄生でも症状を出し、中には急死するケースがあります。
ノミ・マダニ予防
ノミ・マダニは、犬・猫・人など多くの哺乳類に寄生し、アレルギーを引き起こしたり様々な伝染病を媒介する可能性があります。特に外に出るワンちゃん、ネコちゃんは予防していないと感染する危険性が高いですので、しっかり予防しましょう。近年、マダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)というウィルス病が問題となっています。これは国内では2013年に山口県で最初に人の感染が報告されてから、年々感染地域が拡大し、日本では2023年までに900人以上に人が感染、100人の方が亡くなっています。この病気が関東でも確認される様になりましたので、皆さん気をつけてください。感染した場合の死亡率は、犬で30%、猫では60〜70%と言われています。
市販の「動物用医薬部外品」は効果が不確実ですので、効果の確かな「動物用医薬品」を使ってあげてください。最近、動物用医薬品でも耐性をもって効かなくなっているノミが出現していますので、どの製品が良いか動物病院で相談してください。滴下剤、内服薬での予防が一般的です。3〜4ヶ月効果のある製品もあります。
避妊・去勢手術について
避妊手術
避妊手術は単に子どもをつくらない様にすることだけが目的ではありません。ワンちゃん・ネコちゃんでは、子宮蓄膿症という子宮に膿が溜まってしまう病気や卵巣の病気、乳腺の腫瘍が多くあります。避妊手術はこれらの病気の予防に繋がります。特にワンちゃんでは、発情が来ないうちに避妊手術をすることで乳腺の腫瘍の発生率をほぼ0%に抑えることができると分かっています。当院では犬・猫ともに6ヶ月齢位(大型犬ではもう少し後)での手術をお薦めしています。
全身麻酔での手術になりますので、全身麻酔の危険性の有無を調べるための術前検査(血液検査、X線検査)を前もってすることも大切です。
去勢手術
去勢手術は精巣(睾丸)を摘出する手術で、避妊手術と同じように様々な病気の予防だけでなく、性格を温厚にすることにも繋がります。
ワンちゃんでは、精巣から出る男性ホルモンの影響で起きてくる前立腺の病気(前立腺肥大、前立腺炎、前立腺膿瘍、前立腺嚢胞など)、会陰ヘルニア、肛門周囲腺の腫瘍の発生率の低下、尾腺の過形成・感染を抑えるなど、そし精巣の腫瘍(精細胞腫、セルトリー細胞腫、ライディッヒ間細胞腫)の予防になります。
またネコちゃんでは、スプレー行動(壁や家具などに尿を吹きかける行動)の予防になります。
ワンちゃんもネコちゃんも、去勢手術後は太りやすくなるという良くない点もありますので、肥満には気をつけてあげてください。
手術時期は避妊手術と同じく、6ヶ月齢位(大型犬ではもう少し遅く)、全身麻酔での手術ですので、術前検査(血液検査、X線検査)もすることをお薦めしています。