Grief care
動物医療グリーフケア
動物医療グリーフケアとは
「グリーフ」という言葉をご存じでしょうか?「グリーフ」とは様々な「悲嘆」を意味します。自分にとって大切な対象を失ったとき、又は失うかもしれないと感じた時に起こるごく自然な心と体の反応の事です。
ペットとの最期のお別れはもちろん、病気や高齢になり今まで出来ていた事が出来なくなった時、元気や食欲がない、いつもと違う表情などいつもの日常を喪失した時にグリーフは発生します。
また予期せぬ病気を宣告されたとき、治る見込みがないと告げられた時など「どうしてうちの子がこんなことに」「この先この子はどうなっていくのだろう」「もっと早く気付いてあげていたら」など不安や後悔、自責、怒り、失望など様々な感情が沸き上がってきます。これらがグリーフであり、大切な家族だからこそ起きる自然な事なのです。
このグリーフを抱えたまま家に帰る事で、動物たちにとっての安全基地であるお家がいつもと違った空気になり、それを動物たちは敏感に感じ取り、動物たちも不安になりグリーフが発生します。
私たちはそんな動物たちのグリーフにも目を向け、飼い主様の悲しみや不安な気持ちに寄り添い、動物たちにとって一番安心できるお家を安全基地に戻し、飼い主様と動物たちが笑顔で過ごせる事が大切だと考えます。
動物たちが最期までその子らしく過ごし、ご家族との大切な時間を有意義に過ごせるようサポートしていきます。
阿部美奈子先生プロフィール
プロフィール
合同会社Always代表
動物医療グリーフケアアドバイザー®
獣医師
- 待合室診療グリーフケア
- 個別グリーフカウンセリング
- 人材育成グリーフケアセミナー
1~2ヶ月に1回、当院に来ていただいています。
当院では、ご家族・動物に対しての待合室診療、個別カウンセリング、スタッフへのセミナー、グリーフケア・アドバイス、人材育成等を行ってもらっています。
略歴
麻布大学大学院修士課程修了
大学病院研修医、動物病院勤務、専門学校講師を経て現在に至る。
現在は「待合室診療」という新しい獣医療分野を展開中。
また、個別カウンセリングも行なっている。
グリーフケアを通して、ペットや飼い主の「心」を元気にする獣医師として診療している。
現在はマレーシアに家族(夫、娘3人、犬1匹、猫3匹)とともに滞在。
毎月、日本と往復生活を続けている。
著書
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『犬と私の交換日記』
※当院でも販売しています。
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『猫と私の交換日記』
当院でも販売しています。